日本ハム斎藤佑「調子どうこうではなく…申し訳なかったです」4回7失点の大乱調

 「交流戦、日本ハム-阪神」(12日、札幌ドーム)

 厳しい現実を突きつけられた。日本ハム・斎藤佑樹投手が、2度目の先発マウンドで4回8安打7失点の大炎上。決め球の精度を欠き、5四球を与える不安定な内容でKOとなった。

 降板後、右腕は「調子どうこうではなく結果的に失点してしまい、試合をつくれませんでした。中継ぎ陣にも迷惑をかけ、またカード初戦を任されたにも関わらず、申し訳なかったです」とコメントした。

 初回こそ、味方の堅守に支えられて無失点。だが、先頭の糸原に四球を与えたところから、不安が漂った。二回は2安打と捕逸で2死二、三塁とされ、梅野にカウント2-2から、二遊間への適時内野安打を打たれた。三回も立ち直ることができず、2四球と安打で1死満塁のピンチ。中谷に左犠飛を許し、2点目を奪われた。

 序盤の投球について高橋憲投手コーチが「変化球を生かすために、もっと真っすぐを使ってもいいのかなと思う」と話した通り、小手先の投球は通用しない。ただ、直球の140キロ超えは全104球球のうち3球だけ。最速141キロと球威不足は否めず、阪神打線に面白いようにフルスイングされた。

 崩壊は四回。この試合、3度目となる先頭打者への四球。続く植田には投前へのバントに対してチャージが甘く、内野安打にされた。犠打で1死二、三塁とされた後、高山には3ランを被弾した。さらに中谷にも特大2ランを打たれ、大量リードを許した。

 8年目の今季は背水のシーズン。今季唯一の登板となった4月7日のロッテ戦は、3回2/3で無安打ながら8四死球を与えて1失点。リズムが悪く早期降板となっていたが、2度目の登板でも課題は解消できなかった。

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