江本孟紀氏、衣笠氏の闘病「野球関係者は知っていた」

 元プロ野球広島で、“鉄人”の異名を持つ衣笠祥雄氏が23日に上行結腸がんで亡くなったことが24日、分かった。71歳だった。

 野球解説者の江本孟紀氏はフジテレビ系の「直撃LIVEグッディ!」に出演。「ほんのさっき聞いた。ここ数年ちょっと悪いとは聞いていた。時々球場に来られていた。何とか頑張っているな、という感じ。いつも『元気?』という会話でした」と、突然の訃報に驚きを交えて語った。

 闘病中であることは「みんな野球関係者は知っていた」という。19日までテレビ解説をしていたことに「体調が悪い時もグラウンドにいた。最後までグラウンドにいたかったんじゃないか。前から仲間内では聞いていた。だけど元気よくグラウンドにいた。つい最近まで」と語った。

 現役時代、ライバルチームに所属したが「連続試合、連続イニング、今の時代できない。『衣笠さんを見習え』、130試合出るというのが基準だった。私達の時代は『衣笠を見ろ』と言われた」と、他球団の選手の模範になったいたという。「自分はコントールが悪くよく当てたが、全然痛がらない。ポンポンと指で払う。練習の鬼、ですよ。並外れた努力をしたと思う」と、敬意を示した。

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