米大リーグから巨人に10年ぶりに復帰した上原浩治投手が10日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた2軍の練習に合流し、早速ブルペンで39球を投げた。懐かしさを感じつつ「気持ちの高ぶりよりも、時間があまりないことの方が気になる。球と打者との感覚をまず取り戻したい」と30日の今季開幕戦に向けて表情を引き締めた。
投球練習では持ち味の正確な制球を披露。スプリットやスライダーはワンバウンドすることなく、地面すれすれに変化した。受けた柳ブルペン捕手は「球の回転と制球は抜群。(体が)前にがっと来るから威圧感もある」とうなった。