西武、人的補償でG投手獲る!野上流出決定で宝発掘だ

 西武の鈴木葉留彦球団本部長は28日、国内FA権を行使した野上亮磨投手(30)から、巨人に移籍する意向を伝えられたことを明かした。今後は先発で今季11勝を挙げた右腕の穴を埋める戦力補強が最優先課題になる。

 FAではBランクとみられる野上が巨人に移籍すれば、西武は人的補償が可能。巨人の今季チーム防御率は阪神に次ぐ2位の3・31だった。実績あるベテランや将来性ある若手も多く、28人のプロテクトから“お宝”が漏れる可能性はある。

 鈴木本部長は「リストを見るまで、どうするとは言えない」と慎重な姿勢を崩さないが、辻監督は「野上に匹敵する投手がいないかな」と本音を漏らした。若手にポスト野上の働きを期待しつつ、伝統球団に眠る“埋蔵戦力”の発掘に乗り出す。

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