大阪桐蔭・坂之下が逆転サヨナラ3ラン 愛媛国体で地元・済美を下す
「愛媛国体・高校野球硬式・1回戦、花咲徳栄6-3仙台育英」(7日、坊ちゃんスタジアム)
今春センバツV・大阪桐蔭が、7番・坂之下晴人内野手(3年)の逆転サヨナラ3ランで、済美を下して初戦を突破した。
六回に逆転を許し、1点を追う九回だった。先頭の5番・山本ダンテ武蔵外野手(3年)が三塁線を破る二塁打を放つと、途中出場の加藤大貴外野手(3年)が右前打で続いて無死一、三塁とした。
ここで坂之下が打席へ。直球を捉えて、今春センバツ決勝以来で、公式戦2本目となる本塁打を右翼席最前列へ運んだ。「素直にうれしい。サヨナラホームランは初めてなので、こういう気持ちになんだなと思った。(九回の攻撃前に)これで終わるかな、と思ったりもしたけど、自分のホームランで勝って、次も試合ができるのでよかった」。終始、笑顔で劇的な一発の余韻に浸った。
次戦は、今夏の甲子園で敗れた仙台育英か、今夏の甲子園王者・花咲徳栄と対戦する。「仙台育英が来たら夏の借りを返したいし、花咲徳栄が来たら夏の王者を倒すチャンスがあるので頑張りたい」と力を込めた。