巨人・松本が引退 09年新人王、日本一に貢献「育成の星」 今季1軍出場なし

 巨人・松本哲也外野手(33)が今季限りでの引退を決断し、関係者に伝えていたことが5日、分かった。近く正式発表される。

 2006年度育成ドラフト3巡目で入団し、今季が11年目。07年に巨人の育成選手では初めてとなる支配下登録を勝ち取った。持ち前の俊足や体を張った守備を武器に、09年途中から中堅のレギュラーを獲得。129試合に出場し、打率・293の好成績を残し、日本一に貢献。同年の新人王に選出された。

 翌10年には育成出身野手として初の球宴出場も果たし、安打も放った。だが、その後は打撃不振などに苦しみレギュラー定着を果たせず、今季は1軍での出場がならなかった。

 育成枠からはい上がり、打撃フォームでも試行錯誤を続けるなど、不断の努力を重ね続けた苦労人。身長168センチと小柄ながら、ガッツあふれるプレーで「育成の星」とも呼ばれ、愛された韋駄天(いだてん)が、ユニホームを脱ぐ。

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