楽天・岸7連敗で10敗目 吉田正に痛恨の逆転3ラン浴びる

 「楽天4-7オリックス」(21日、Koboパーク宮城)

 右腕は力なくマウンドにしゃがみこんだ。八回2死一、三塁。吉田正に痛恨の逆転3ランを浴びた楽天・岸は、歯を食いしばりながら打球の行方を見つめた。自身7連敗で10敗目。勝利の女神に約2カ月も見放されている。

 「焦りとかはなかった。申し訳ないという気持ちしかないです」。アマダーの2ランで逆転した矢先だった。1死一塁から安達の犠打で二塁封殺を狙ったが、野選でピンチを広げて一撃を浴びた。「二塁で刺したい気持ちでいたが、うまく握れなかった時点で(一塁送球へ)切り替えるべきだった」と悔やんだ。

 梨田監督は「勝ちたいという気持ちが強かったのだろう。普段は冷静な岸がね…」と視線を落とした。

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