新居浜南、接戦制した 1年生・千葉が救った

 「高校野球愛媛大会・2回戦、新居浜南4-3八幡浜」(19日、西条市ひうち球場)

 愛媛大会は2回戦が行われ、新居浜南が2番手で登板した1年生の千葉優哉内野手の好救援などで八幡浜を下した。

 度胸満点の1年生・千葉がチームを勝利に導いた。

 1点リードの七回1死一、三塁からマウンドに立った。2番・浜口に中前適時打を許し、同点に追いつかれた。しかし、動じることなく後続を断ち、相手の勢いを止めた。八回、味方がスクイズで勝ち越すと、九回は2死一、三塁のピンチをしのいだ。

 体調を崩した背番号1・木本林太郎投手(3年)を欠く苦しい投手事情の中で窮地を救った。中学時代に所属した新居浜リトルシニアでは2年間、投手を経験。高校入学後は練習試合での登板はあるが、最近1カ月は野手練習のみでブルペンにも入っていなかった。

 しかし、試合前に田辺行雄監督(54)から登板の可能性を伝えられると、覚悟を決めて試合に臨んだ。「思い切って腕を振りました」と無我夢中で投げ抜いた。

 バットでも勝利に貢献した。1点を追う六回には先頭で左中間を破る三塁打で一時逆転を導き、同点で迎えた八回も先頭で左越え二塁打。勝ち越し劇を演出した。

 接戦を制してチームの士気も高まる。千葉は「マウンドに立てばチームのために精いっぱい投げたい。野手なら打って勝てるように」と次戦へ向けて力を込めた。

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