「東都大学野球2部、青学大3-2国士舘大」(8日・大田スタジアム)
国士舘大が延長十四回サヨナラ負けで、初戦を落とした。今秋ドラフト候補の195センチ右腕・椎野新投手(4年・村上桜ヶ丘)は196球の熱投も実らず。最後は味方の失策も絡んだ十四回無死三塁のピンチに、二塁への適時内野安打を許して力尽きた。
直球は最速144キロを計測。11安打を浴びながら、内角へのボールで相手のバットを折り、中盤からはフォークも効果的に織り交ぜて14三振を奪った。「三振は意識しなかった。内角を突けるのは自分の持ち味の一つ」と、内容は納得のいくもの。それだけに「勝ちたかった」と、悔しさをにじませた。