徳島助っ人テヘーダ“マニーに負けん” 母国の英雄から学んでNPBへ

 四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに今季、ドミニカ共和国出身のオスカー・テヘーダ内野手(27)が新加入した。昨年まで米レッドソックス傘下のマイナー球団などでプレーした強打の内野手。高知に入団した母国の英雄、マニー・ラミレス外野手(44)と対戦できることを喜び、日本での大暴れを誓った。

 徳島のクリーンアップに俊足強打の外国人選手が加わった。ドミニカ共和国出身のテヘーダだ。来日から1カ月余り。「徳島に来ていい経験をしている。これまでとは野球も生活スタイルも食べ物も全然違うけど、とても楽しんでいるよ」と陽気に笑った。

 07年のプロデビュー後は、米大リーグのマイナー球団でメジャー昇格を目標にプレーしてきた。27歳にして訪れた転機。日本の独立リーグ入りのオファーが届き、「家族や友人と離れるのは少し寂しい気持ちはあったけど、野球選手にはよく起こること。いいチャンスだと思った」と迷いなく新天地でのプレーを決断した。

 しかも四国には今、母国の英雄がいる。今季、高知ファイティングドッグスに入団したマニー・ラミレスだ。

 テヘーダにとってマニーは「子供のころから憧れていたスーパースター」で、レッドソックス傘下のマイナー球団でプレーしていた時代から交流がある大先輩。そんな尊敬してやまないマニーと日本で対戦できることになり「エキサイティング。すごくうれしい」と喜びは大きい。

 高知との対戦時には、試合前にマニーと談笑しながらアドバイスをもらうことも多い。「話すのは野球のことばかり。日本の投手の特徴やタイミングの取り方、狙い球とかだね。いろいろ教えてもらってるよ」。メジャー通算555本塁打を誇る大打者の技術を直接学べるのも、この上ない経験だ。

 アイランドリーグの野球については「競争が激しいから、みんな一生懸命にトレーニングしているね」と話し、日本の若手選手からも大きな刺激を受けている。日本での最大の目標は「NPBに行くこと」。そのために1本でも多くのヒットを放ってアピールしたいところだ。

 開幕からここまで主に5番打者として11試合に出場し、43打数10安打、6打点で打率・233(26日現在)。まだ本来の力は出し切れていないが「日本の野球や生活に慣れてくれば、もっと成績は良くなると思うよ」と自信たっぷりに笑った。徐々に調子を上げ、マニーに負けじとアイランドリーグを盛り上げる。

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