侍 あと一歩及ばず、小久保監督「ホームが遠い。守備は責められない」

アメリカに敗れぼう然とする侍ジャパンナイン=ドジャースタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「WBC・準決勝、日本1-2米国」(21日、ロサンゼルス)

 野球日本代表「侍ジャパン」が準決勝で接戦の末、米国に敗れて敗退した。前回の第3回大会同様に、ベスト4での敗戦となった。

 試合は投手戦の様相を呈してきた四回に動いた。二塁・菊池がイエリチの強烈な打球をファンブル。打球が外野を転々とする間に二塁まで進塁し、続くマカチャンが左前適時打。痛恨の失策から先制点を失った。だが六回、菊池が右翼スタンドにソロ本塁打を放ち同点。流れを引き寄せたかに見えたが、八回だ。

 2番手の千賀が1死から、9番・クロフォードに右前打を許した。さらにキンズラーには左中間フェンス直撃の二塁打を浴び、1死二、三塁。ここで続くA・ジョーンズの力ない打球が三塁へ。断続的に降り続く雨を含んだ芝の影響もあってか、三塁・松田がこの打球をファンブル。本塁送球を諦める間に、三走が決勝のホームを踏んだ。

 この日は米国が4度、日本が1度、リプレー検証を要求するなど、序盤から異様な雰囲気の中で進んだ一戦。試合は接戦となったが、結果的に“2つの失策”が勝敗を分けた。

 日本の小久保監督は「ホームが遠い試合だった。ピッチャーは良く投げた。少し守備にミスはあったが責められない。1点が遠かった」などと語った。

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