侍・菅野「地の利」で快投誓う 8日の豪州戦いざ先発

 8日のオーストラリア戦に先発する日本の菅野智之投手(27)が、“ホーム”での快投を誓った。決戦の地は巨人の本拠地でもある東京ドームとあって「一番投げ慣れているマウンド。地の利を生かせられれば」と力を込めた。

 侍ジャパン投手陣の軸が、投げ慣れたマウンドで仁王立ちする。昨季は9勝中5勝が本拠地で、防御率1・50。WBC仕様となったマウンドの硬さなどは違えど、いつもと変わらない景色が広がる。「やってきたことしかできない。背伸びせず、やってきたことをやります」と自然体で臨む。

 代表合流後の実戦は、1日の台湾プロ選抜戦のみ。それでも4回4安打無失点と順調な調整ぶりを証明した。オーストラリアの分析にも余念はなく、「振れてるなってイメージはある。中距離ヒッターが多い。バランスが整ってる」と警戒心も忘れない。

 この日は遠投や短距離ダッシュなどで調整した。「やってきたことを信じて、チーム一丸となってやっていきたい」。投手陣を引っ張る存在として、菅野の好投がチームに勢いをつけることは間違いない。チームの、日本の期待を背負って、エースが満を持してWBCのマウンドに上がる。

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