嶋「一番は悔しい」代表辞退決まり会見 代替の炭谷には「大会寸前で申し訳ない」
下半身の張りの影響で日本代表を辞退した嶋基宏捕手(32)=楽天=が4日、大阪市内の宿舎で会見を行った。「『出ろ』と言われれば出られるけど、敗戦につながってしまったらそれほど悔しいことはない」と説明。最後までチーム、ファンを思い、侍から退いた。
「一番は悔しいです」。真っ先に出た言葉だった。仲間からは「しっかり治せよ」と声を掛けられたといい、声を詰まらせ、瞳を潤ませた。代替選手として招集された炭谷には3日の試合後に「大会寸前で申し訳ない」とメールで伝えたという。
楽天でのキャンプ中から別メニュー調整が続き、苦渋の決断に至った。「テレビの前で一生懸命応援します」。侍の精神的支柱は無念の思いで戦列を離れる。