元巨人の打撃コーチの荒川博氏(享年86)の葬儀・告別式が11日、東京都中野区の宝仙寺でしめやかに営まれ、約300人が参列した。
荒川氏の指導を受けた“門下生”を代表して、元巨人の黒江透修氏(77)が弔辞を読み上げた。入団当初、指に裂傷を負っても素振りをしていた際に「指1本ぐらいなくなっても、うまくなったらいいよな」と言われたことが印象に残っているといい「荒川さんのような指導者に巡り会えたことが、何よりの一番だと思っています」とほほえむ遺影に向け、感謝の思いを吐露。出棺の際には最前列でひつぎを抱え、最後の別れを惜しんだ。