前阪神・鶴144キロ!ノーヒッ投 甲子園大歓声「本当に幸せ」

 12球団合同トライアウトが12日、甲子園で行われ、65選手(投手42、野手23)が参加した。テストはシート打撃形式で行われ、前DeNA・久保裕也投手(36)、前ヤクルト・新垣渚投手(36)ら実績がある選手も参加。前阪神・鶴直人投手(29)は打者3人に対し無安打1三振とアピールした。

 背番号46の縦じまを着て、甲子園で最後の登板。鶴は硬かった。「緊張して、いつも以上に力んだ」。それでも内野席を埋めた1万2000人からの大歓声と拍手を浴びると、平常心を取り戻した。

 「緊張が和らいだ。阪神のユニホームを着て、応援してもらって本当に幸せだと、かみしめながら投げた」。ファンの後押しを受け、全力で腕を振った。

 前オリックス・原はこの日最速の144キロで空振り三振。前DeNA・井手も144キロで詰まった二飛に仕留め、元オリックス・深江も遊ゴロに片付けた。打者3人を無安打1三振。両親らが見つめる前で結果を残した。

 「やることはやった。今後はいろんな選択肢の中で悩んで決めたい。プロ(NPB)でプレーできるなら、その気持ちは強い」。05年度高校生ドラフト1巡目の右腕は、通算117試合で9勝8敗、防御率3・80。11年間、親しんだユニホームに別れを告げて、次のステージを目指す。

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