G阿部今季猛打賞で舌好調、連敗止めた

 「交流戦、西武5-7巨人」(8日、西武プリンスドーム)

 意地の猛攻だった。巨人・阿部慎之助捕手(37)の先制打から打線がつながり、19歳の高橋光を攻略。チームの連敗を2で止め、首位・広島に1ゲーム差と迫った。今季初の猛打賞が通算100回目の節目となった阿部は「分からない投手を見ててもしょうがない。甘い球を打ちにいった」と、してやったりの表情を浮かべた。

 二回、無死三塁。絶好機で阿部は高橋光の初球を仕留め、中前にはじき返した。「初球から打ちにいくことができたことが、いい結果に結びついたんだと思う」。三回にも中前打、六回も右前二塁打を放ち、チームに勢いを呼び込んだ。

 5日の日本ハム・大谷、7日の西武・菊池に続いて、高校時代に甲子園を沸かせた速球派投手との対戦。大谷、菊池には連敗を喫し、黙っていられないのは阿部だけではなかった。村田は5号ソロを含む3安打2打点、坂本も2安打3打点。村田は「真っすぐがいい投手が続いたけど、振り負けてる感じはなかった」と胸を張った。

 打線爆発で連敗を止め、高橋監督は「打つべき人が打ち、いい攻撃ができた」と手放しに喜んだ。上機嫌の阿部は、高橋光が阿部に憧れていたことを聞き「FAを取ってぜひ巨人へ」と舌好調。名高い3人が若獅子へプロの厳しさを示した。

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