De梶谷、復帰即先制V打!肉体巨大化
「DeNA3-2ヤクルト」(4日、横浜スタジアム)
頼りになる男が帰ってきた。1軍登録即、3番スタメンで、DeNA・梶谷隆幸外野手が出場。2打席目には右前に先制打。3打席目には中堅フェンス直撃の三塁打。今季最多の2万8940人の観衆に向かってお立ち台で「帰ってきましたー」とあいさつした。
宜野湾キャンプ中にフェンスに激突し、2月17日に戦列を離れた。左肋骨損傷、同骨挫傷、左脇腹の筋肉の炎症の診断だった。開幕に間に合わせようとした結果、3月18日に再発。復帰がここまで遅れて「歯がゆい思いだった」と明かした。
思いはトレーニングにぶつけた。「体重が落ちてウエートもできていなかったら野球選手として終わってる。なえそうになる気持ちを盛り上げてやってきた」。体重は自己最重量の92キロまで増量。ケガの功名に代えた。
この日は父・哉さん(56)、母・真弓さん(57)が観戦。その前で、巨大化した肉体から殊勲打を放った。5日は試合後に広島に移動する。「あしたはスーツ。パツパツです」とは増量による誤算。明るい笑顔がチームに戻った。