日本ハム・大谷 米大リーグが異例視察

 日本のエースを徹底マークだ!米大リーグ・アストロズのスカウトで環太平洋担当部長を務める大慈彌功氏(59)が27日、千葉・鎌ケ谷スタジアムでの日本ハム・大谷翔平投手(21)の自主トレを視察した。将来の獲得の可能性を探り、2月からのアリゾナでの春季キャンプにも、スカウトを派遣する考えを示した。

 日本最高の右腕の一挙手一投足に、熱い視線が注がれる。キャッチボールなどで汗を流す大谷の姿に、大慈彌氏からも「すごくいいね。体も大きくなって、いい感じだと思います」と惜しみない称賛の言葉が続いた。

 アストロズは昨季、積極的な補強と若手の台頭により、10年ぶりとなる地区シリーズ進出を果たすなど、今後の躍進が期待されるチーム。球団初のワールドシリーズ制覇のために「日本の選手の調査にも力を入れていく」と大慈彌氏は話す。

 大谷は昨年11月の国際大会「プレミア12」でも日本代表「侍ジャパン」の一員として開幕戦、そして準決勝・韓国戦で快投を披露。いまや「日本では向かうところ敵なし」(大慈彌氏)と評価を不動のものとしている。

 将来的なメジャー移籍を見据え、異例ともいえる自主トレ期間からの徹底マークで備える構えだ。さらにメジャーキャンプ開始前に行われる日本ハムのアリゾナキャンプにも「見に行く可能性は十分にある」とスカウト派遣の考えを示した。

 28日の渡米を前に練習を行った大谷は「バランスよく練習ができた?そうですね。体重を落としながら筋量を維持できればいい」とオフからの肉体改造も完成間近。メジャーの注目度は、今後も加熱の一途をたどりそうだ。

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