G原監督のムチ…阿部よ、よみがえれ

 巨人・原辰徳監督(56)が25日、草薙球場で行われたチーム練習で、不振の阿部慎之助内野手(36)に直接指導した。悩める主砲の復活を期待し、26日からのヤクルト戦に備えた。

 指揮官が自ら動いた。ティー打撃を行う阿部のもとへ向かい、自らボールを投げた。実績十分の大ベテランへの直接指導は異例だ。身ぶり手ぶりを交えて約70球。「ホントに原点の部分。何(が悪い)かわかっている人だから。シンプルに考えた方がいいということ」と説明した。

 首痛を完治させた阿部はリーグ戦再開となった19日から戦列に復帰。だが5試合に出場し18打数3安打と苦しい結果が続いている。阿部の低迷も響き、チームも1勝4敗で2位転落、借金生活突入と、マイナス要素ばかりが重なっている。

 それでも原監督の助言に、阿部の表情も明るかった。「感覚的なことだね。ボールとバットが当たるとき。軽く振っても、バットの力が伝わっているという感覚。それを確かめた」。力まず、シンプルなスイングでヤクルト戦に臨む。

 練習を終えた指揮官は、26日の先発を務める菅野についての質問が飛ぶと「投手もそうだけど、まずはこっちだね」と、バットを握るしぐさを見せて打線の爆発を願った。打ち勝って、勝率を5割に戻す。

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