ハム大谷“二刀流”の出場ペースアップ
日本ハム・栗山英樹監督(53)が、大谷翔平投手(20)の野手出場機会を5月以降に増やすプランを検討していることが20日、明らかになった。ここまで1週間に「投手1試合+野手2試合」のペースで出場してきたが、今後は「投手1試合+野手3試合」のペースで二刀流をフル稼働させる。
4月は3週連続で週5試合以下だった日程が一転、5月は毎週6試合が組まれている。今後の起用法について栗山監督は「今は2連戦だけど(5月は)6連戦になるからね。(大谷の)出塁率も上がってきているし」とニヤリ。15日・ロッテ戦で決勝適時打を放つなど、ここにきて上り調子の大谷を可能な限り、野手でも積極起用する考えだ。
5月最初の先発は4日・楽天戦(札幌ドーム)が有力。二刀流起用の原則に照らし、その後、中1日空けて野手で6日・楽天戦に出場。7日の移動日を挟んで8、9日のオリックス戦で野手出場を見込む。10、11日は投手調整で、12日・西武戦に先発登板という流れになる。体調次第だが、その後も火曜日に先発登板し、木、金、土曜日に野手出場というサイクルを視野に入れている。
常々「チームを勝たせろ」とハッパをかけている栗山監督。投手として開幕4連勝と申し分ない成績を残している大谷に、野手でも群を抜く活躍を期待している。