オリ3勝目スルリ…補強策検討を示唆

 「楽天3-3オリックス」(11日、コボスタ)

 つかみかけていた3勝目が、するりと逃げた。2点リードの九回、オリックスのリリーフ馬原が大誤算。先頭の銀次に二塁打を浴び、続くサンチェスに同点2ランを浴びた。

 結局、そのまま延長十二回を終え、痛恨のドロー。馬原は「嫌な流れを断ち切らないといけない場面で、断ち切れなかった」と唇をかんだ。2日のソフトバンク戦以来の登板と、間隔が空いた影響は否定。「二塁へ行かせた段階で、1点もやれないというのはあった。低めという意識の中で、本塁打の球は甘く入ってしまった」と反省の言葉を口にした。

 森脇監督は「負けが続いていたから、勝ちたいゲームだった。だが、チーム本来の粘りは出てきた」と前向きに捉えた。しかし、得点の決め手に欠く場面は相変わらず目立つ。

 瀬戸山本部長は補強策などについて「いろいろね。まだ教えられない」と検討中であることを示唆した。開幕5カードで勝ち越しはゼロ。緊急の打開策が必要だ。

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