G菅野CS、シリーズ絶望的…右肘故障

 巨人は3日、菅野智之投手(24)が2日夜に都内の病院で診察を受け「右肘じん帯の部分損傷」と診断されたことを発表した。全治は不明だが、15日からのCSファイナルS、日本シリーズに進出した場合の登板も絶望的となった。

 菅野は2日のヤクルト戦に先発したが、2回で緊急降板。初回の先頭・山田への5球目に痛みを感じたという。「かなり痛かった」と振り返り、診断結果については「ある程度は覚悟してました」と表情を曇らせた。

 今後はノースロー調整を余儀なくされる。「詳しい期間は分からない。とにかく状態を見て、投げられるようなら投げ始める」と話すが、痛めた箇所が箇所だけに、復帰へのプロセスは慎重にならざるを得ない。

 菅野はこの日、東京ドームを訪れて原監督に症状を報告し、DeNA戦開始前に帰宅。「まだまだあきらめるわけにはいかない。自分のベストを尽くします」と気丈に話した。開幕投手を務め、チームトップの12勝を挙げた右腕に大きな試練が立ちはだかった。

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