G菅野「感謝の」8勝目 交流戦V導く

 「交流戦、楽天1-3巨人」(14日、コボスタ)

 エースの風格が漂っていた。7回1/3を3安打無失点でリーグ単独トップの8勝目。巨人・菅野は「自分だけの力ではない。感謝の気持ちを忘れずに」と穏やかな表情を浮かべた。

 昨年の日本シリーズ第6戦以来となるコボスタ宮城での登板。「マウンドに上がる時に日本シリーズでここで戦ったなと思い出しながら投げました」。直球で攻め、変化球も効果的に使った。因縁の相手にさらに成長した姿を見せつけた。

 田中(現ヤンキース)と2度、投げ合った日本シリーズ。昨年、26連勝中だったマー君に第6戦で投げ勝ち黒星をつけた。絶対的エースとの先発対決で経験を積み「自分にとって大きな財産」と今も糧になっている。

 強い責任感もあった。発熱による体調不良で予定していた12日・日本ハム戦の先発を回避した。「チームに迷惑を掛けた分、頑張らないといけない」。その思いで力投し、約1カ月ぶりの勝利を手にした。祖父の原貢氏が5月29日に亡くなってから、初めて白星をささげることもできた。

 頼もしい右腕が躍動し、チームは今季最多タイ、2度目の5連勝。貯金も今季最多の10とした。「交流戦で優勝を目指してやっている」と菅野。エースを中心とした一枚岩の快進撃は続きそうだ。

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