「オープン戦、巨人７‐３ＤｅＮＡ」（２１日、東京ド）

　またも炎上した。開幕投手に内定しているＤｅＮＡ・三嶋が、５回を投げ７安打５失点。２年目の右腕は「不安はチームに残したけど、開幕に投げるのは僕。ずうずうしくいきたい」と開き直るしかなかった。

　二回、２連続四球で走者をため、ロペスに３ランを被弾。四回は、再びロペスにソロを浴びた。４四球を与え、二塁へのけん制悪送球もあるなど、最悪のイメージで開幕を迎えることになった。

　これで紅白戦を含めた実戦成績は、８試合で防御率７・１４。球威、キレともになく、２軍降格でも不思議ではない状態だ。だが、エース不在のチーム事情もあり、中畑監督は「開幕投手はクエスチョンマークがつくけど…。彼にやってもらいます」と意志を貫いた。

　久保や尚成らの加入で先発の駒は増えたが、計算できる柱は不在。三嶋へのこだわりをみせる指揮官は「１年のスパンは長いから…。彼に期待しましょう」と自らに言い聞かせるようにつぶやいた。