「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（３日、宜野湾）

　球団創設以来初の非公開練習を行った。中畑清監督（６０）は「オープンが大好き。隠すのは好きじゃない。でも選手からも要望もあったしね。３年目で初めて。♪３年目～の浮気くらいってね」と話して歌った。

　室内練習場に施された“キヨシのカーテン”。すべての窓とドアは閉ざされ、ガラスの入り口にはついたてが置かれた。その前を３人の関係者が警備。バントシフト、けん制、ピックオフプレーを入念に行った。

　秘密練習は選手が主導した。石川は「投手側からも意見、野手側からも意見が出た。コミュニケーションを取りながらできた」と言う。「大事な場面で出るプレー。いかに決められるか」とその重要性を示した。

　中畑監督は「やっとこういう練習ができるレベルになったよ」と目を細めた。「１つ１つのサインを確認しながらやった。年１回、やるかどうかというプレーもね。１発でサインプレーが決まるチームは強い。いい練習ができた」と手応え十分だった。