4番村田にバント!G六回一挙9点M12

 「阪神6‐9巨人」(8日、甲子園)

 圧巻の猛攻で虎をたたきのめした。阪神戦では1998年4月25日(甲子園)の初回以来の1イニング9得点で圧勝。マジックを「12」とした。巨人・原監督は「なかなか、ああいうふうにつながらない。(六回は)いい集中力の中でビッグイニングをつくってくれました」と目を細めた。

 六回。松本哲の適時二塁打で2‐1と逆転し、なおも無死一、二塁。ベンチは、ここで4番の村田に送りバントを指示。球場全体がどよめく中、村田は、松田の横をすり抜ける絶妙のバント安打を決めた。

 「たいしたことない。勝つためにというところ」という指揮官の徹底した方針が結実した。広がったチャンスで確実に得点を重ねた。代打高橋由、寺内、長野の3人で1イニング3本塁打の空中戦を披露。打者一巡の猛攻で相手を粉砕した。

 2試合連続の逆転勝ち。伝統の一戦で原巨人が圧倒的な強さを示した。CSで対決する可能性があることを考慮すれば、それも収穫だ。「自分たちの野球がしっかりできている。阪神タイガースをやや、一枚上回った」と胸を張った。

 12勝10敗1分とし、阪神戦で2年連続の勝ち越しも決めた。「タイガースの投手を打つのは非常に大変なこと。その中で勝ち越せたのはジャイアンツにとって良かったと思います」と原監督。虎にトドメは刺した。もはや優勝に向かって突進するだけだ。

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