日大三・五十嵐、初スタメンで逆転満弾
「高校野球・西東京大会準々決勝、日大三12‐4専大付」(23日、神宮)
2点を追う三回1死満塁。しっかりと捉えた打球が左中間席に飛び込んだ。公式戦初本塁打が決勝打となる逆転満塁弾。日大三・五十嵐将大内野手(3年)は全身を奮わせながら本塁を踏みしめた。
今夏公式戦初先発で大仕事をした。「自分でもびっくりした当たりでした。まさか大会で打てるなんて」。不思議そうな表情を浮かべ、喜びをかみしめる。小倉全由監督(56)は「打撃を生かしてくれた。五十嵐の本塁打が大きかった」と賛辞を惜しまなかった。
昨秋、新チームから背番号6を付けるが、今夏はここまで代打と守備での出場のみだったが、状態のよさを買われ、スタメンに抜てきされた。
4試合計63得点と打線の破壊力はすさまじい。さらにベンチにも一発を秘める選手がいる層の厚さ。巨大戦力で聖地へと駒を進める。