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関西風にアレンジ「小さな沖縄」ゆいまーる空間~大阪・船場

 キリッとたたずむ女将の新屋礼子さん
 「ゆいまーる」の外観
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 大阪・船場のビジネス街の地下に「女将小路」と呼ばれる一角がある。文字通り女性オーナーの店が並ぶのれん街だ。早くも夏満開の雰囲気が漂う「沖縄料理ゆいまーる」へ。女将の新屋礼子さんが「家にいるようにくつろいでほしい」と工夫いっぱいの沖縄料理でもてなしている。

 ◇   ◇

 新屋さんは10年ほど前、アルバイトとして「ゆいまーる」に勤務することになった。主婦業との両立は大変だったが、もともと接客業が好きだったこともあり、毎日楽しかったという。7年前、先代の女将が辞めることになり“2代目女将”となった。

 新屋さんは大阪出身。沖縄料理について「要するに家庭料理。肉は豚がメインだし、野菜もたくさんとれるしヘルシーですよ」と話し、「それを関西人の口に合うように、少し工夫しています」とオリジナルのアレンジを加えている。

 例えば、沖縄料理の定番「ゴーヤチャンプル」は、ゴーヤ独特の苦味を少し抜き、「てびち(豚足)」(680円)には関西風のだしを使う。もともとはメキシコ料理のタコスをご飯と一緒に食べる沖縄独自の「タコライス」は何と石焼きに(690円)。白いご飯が見えない、珍しいスタイルだ。

 店内はほぼ、会社帰りの男性客。年齢層は40~60代。さながら“おっさんパラダイス”のよう!?

 カウンターでゴキゲンの2人組は生命保険会社の営業マン、西川義浩さん(51)と司法書士の神田訓宏さん(42)。同じ高校出身で、年齢は離れているが同窓会で出会って意気投合して以来、この店でよく飲んでいるという。

 西川さんの手にはもちろん「オリオンビール」。名護から直接樽(たる)で届く本場の味だ。神田さんは「泡盛の種類が豊富なのがいいですね。泡盛はきついイメージがありますが、原料は米なので二日酔いがほとんどないですよ。お気に入りは『春雨』と『琉球王朝』かな」。ほかに「残波」「守禮」など30種類以上の泡盛がそろう。

 「ゆいまーる」とは、ゆい=結・協働、まーる=順番、という沖縄の方言で「協力し合う、助け合う」の意味がある。響きも含めて良い言葉だなぁ。

 店内でもしばしば隣のテーブル同士で盛り上がることがあるとか。ゆいまーる精神で楽しく過ごせる“小さな沖縄”だ。

 ◆沖縄料理ゆいまーる 大阪市中央区船場中央4の1の10 船場センタービル10号館B1 地下鉄本町駅16番出口すぐ。TEL06・4704・2200。営業11時半~14時、17時~22時半。日祝休み。(文中の価格は税別)

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