阪神2位指名の日体大・馬場 唯一無二のトルネードサイド投法「藤川監督のように長く活躍できる選手に」目標は160キロ

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(22日、都内ホテル)

 阪神からドラフト2位指名された日体大・馬場拓海投手(21)は、待ちに待った運命の瞬間が訪れると、端正な顔を緩ませた。「小さい頃からあこがれていたプロ野球選手になれるということで、素直にうれしい」。午後5時から、横浜市の健志台キャンバスで270人の野球部員とともに、指名会場の映像にくぎ付け。名前が呼ばれるや、仲間たちから歓喜の“馬場コール”が沸き起こった。

 184センチ、90キロの恵まれた身体。打者に背中を見せるほど体を大きくひねるトルネード投法で、スリークオーター気味のリリースポイントから角度ある直球を投げ込む。その最速は155キロ。変化球もカットボール、スライダー、ツーシーム、スプリットと多彩だ。唯一無二の投球フォームは、大器の香りがする。

 大きな特徴を持った右腕が、猛虎の一員に加わる。阪神というチームについて「多くのファンの人に愛されているイメージ。自分も早く結果を残してファンの人に覚えてもらいたい」と馬場。初のリーグ連覇を達成した虎の投手陣は強力だが「工藤さんや木下さんに、真っすぐの休息を上げるための秘訣(ひけつ)などを教えてもらいたい。やっぱり目標は160キロ。ボールの質を落とさないようにそこに持っていきたい」と大きな夢を描き、「藤川監督のように長く活躍できる選手になりたい。火の玉ストレートを教わりたい」と声を弾ませた。

 首都大学リーグでは通算30試合に登板し、12勝3敗、防御率1・52。今秋は10試合に登板し、5勝1敗、0・97をマークした。ラストシーズンで秘めた才能が一気に開花し、10月10日の武蔵大戦で直球の最速を更新。即戦力右腕として高い評価を受けながら、現在進行形の大きな伸びしろも魅力だ。

 先発も中継ぎもこなせ、個性あふれる右腕の加入は、3連覇を狙う阪神投手陣にとっても層の厚みが期待できる。「チームが欲するところに加わりたい」。甲子園で躍動する未来予想図が描かれる。

 【馬場拓海(ばば・たくみ)】

 ◆生年月日 2004年12月20日生まれ。21歳。佐賀県佐賀市出身。

 ◆投打 右投げ右打ち

 ◆サイズ 184センチ、90キロ

 ◆球種 ストレート、カットボール、スライダー、ツーシーム、スプリット

 ◆球歴 小学校2年時に「諸富北小クラブ」で捕手として野球を始める。中学では「佐賀フィールドナイン」で投手に転向。3年時にジャイアンツカップに出場した。福岡大大濠では2年時にセンバツ出場しベスト8

 ◆好きなプロ野球選手 高校の先輩にあたる山下舜平大(オリックス)

 ◆好きな言葉 「人間力」

 ◆趣味 音楽を聴くこと

 ◆験担ぎ 試合前に納豆を食べる。「粘り強く投げられるように」

 ◆家族構成 両親、兄2人、弟

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