阪神・近本 7月1軍復帰見えた!打撃&送球みっちり2時間 リハビリ開始から2カ月「順調に進んでいる」現状語った
「左手首の骨折」でリハビリ中の阪神・近本光司外野手(31)が26日、兵庫県尼崎市の日鉄鋼板SGLスタジアムでリハビリを開始した5月1日以来、約2カ月ぶりに取材に応じた。すでに打撃練習も再開しており、この日は1時間強にわたって快音を響かせた。復活に向けて順調に段階を踏む不動のリードオフマン。7月中の1軍復帰も見えてきた。
1、2軍ともに雨天中止が続く虎に明るいニュースが飛び込んできた。SGLの室内練習場に響く快音。「順調には進んでいます」。リハビリを開始してもうすぐ2カ月となる近本は現状を端的に見つめた。
この日、近本は約1時間20分にわたってバットを振り込んだ。置きティー打撃を約40球。やや近距離からトレーナーが投球する形式での打撃練習を約20球。最後に、距離を伸ばして約25球。「自分の状態を確認しながら、できることをしっかりやっているだけ」と、求道者はあらゆる打撃練習で現在地と向き合った。
4月26日の広島戦(甲子園)で死球を受け、左手首を骨折。幕を開けたリハビリ生活の中でも心に意識していたことがあったという。
「楽しく野球をすることが大事。厳しい戦いの中でも、どうやって楽しむか。そこを意識してリハビリを頑張っているんで、それは忘れずにやりたい。楽しくやるしかないんでね」
その言葉通り、患部の左手首が使えないリハビリ当初は「左手が使えない、じゃあ足はどこまで使えるのか。使えるところはしっかり使ってみて、その結果どうなるのかを見ながら、毎日楽しく、いろんなことに挑戦していました」と、実験と発見を繰り返し、それを楽しむように過ごしてきた。
打撃練習を終えた後はキャッチボール、送球練習も行い、計2時間みっちり汗を流した。その背中をファームで鍛錬を積む若虎たちも見つめるが、当の近本は「これといって、良い姿を見せるわけでもない。自分のやるべきことをやっているだけ」と、どこまでも泰然自若に己の道を行く。
自身が抜けたチームに「勝ってほしい」と勝利を切に願う日々。連覇に向けた歩みに加わるため、ファーム全体練習への合流、実戦復帰とステップを経由しながら、1軍復帰という“復活”につなげていくのみだ。
取材の場で「順調に進んでいる」と繰り返した近本。すでに打撃練習も再開していることから、早ければ7月中にもその時が訪れる可能性も見えてきた。「1番・中堅 近本」。虎の黄金期を象徴するその響き。入団からこれまで何度となく聞いた、そのアナウンスが再び聖地に流れる日もそう遠くはない。
