阪神・福島 支配下契約 “恩人”工藤コーチに最高の誕生日プレゼント 31日に1軍初昇格「ここからが本当の勝負」

 支配下登録され、笑顔でポーズを決める福島(撮影・山口登)
支配下登録され、笑顔でポーズを決める福島(撮影・山口登)
支配下登録され、会見で笑顔を見せる福島(撮影・山口登)
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 阪神は30日、育成3年目の福島圭音外野手(24)と支配下契約を締結したと発表した。契約金1000万円、年俸420万円(金額は推定)で背番号は「92」に変更。今年は2軍戦8試合で打率・440。成功率100%で4盗塁を記録している。31日・DeNA戦(京セラ)で1軍に初昇格することが分かった。

 引き締まった表情に、新たな挑戦への決意を感じさせた。福島は「今年がラストチャンスと思っていた。やっとの思いでつかみ取った。ここからが本当の勝負」と心境を明かした。藤川監督と対面し「『戦うぞ』というお言葉をいただきました」と背筋を伸ばした。

 24年の春季キャンプは2軍スタートながら、紅白戦で初盗塁。当時の岡田監督から高評価を受け、途中から1軍キャンプに招集された。だが存在感を示せず「全然結果が出なかった。それがずっと苦しかった」。心の奥底に、もどかしさがこびりついていた。

 転機は昨夏。工藤ファーム外野守備走塁コーチに「おまえならできる」と背中を押された。「気持ち的に落ちていた時期。野球人生のターニングポイント」と感謝は尽きない。昨季は2軍で33盗塁し、盗塁王を獲得した。この日は同コーチの誕生日。「こういう誕生日プレゼントを渡せて良かった」と恩返しした。

 30日には同じ外野手の浜田が出場選手登録を抹消された。福島は31日・DeNA戦で1軍舞台に立つ。「感謝の気持ちを忘れず、自分らしいプレーをしたい」。たくましくなった苦労人が、チームに新風を吹き込む。

 ◆福島 圭音(ふくしま・けいん)2001年10月6日生まれ、埼玉県出身。171センチ、69キロ。右投げ左打ち。鳥谷敬に憧れ、聖望学園に進学。白鷗大を経て23年度育成ドラフト2位で阪神入り。名前は母・真由美さんがケイン・コスギの大ファンだったことが由来。

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