阪神4連勝でM12 プロ初先発のルーキー・早川が初勝利、育成入団投手では球団初の快挙 大山が先制V打

 「DeNA1-2阪神」(27日、横浜スタジアム)

 阪神が4連勝で今季のDeNA戦勝ち越しを決めた。23年シーズンから3年連続。また、貯金を今季最多の29とした。巨人が敗れたため優勝へのマジックは12に減らした。育成ドラフト3位の早川がプロ初先発し、5回を2安打無失点で初勝利。育成入団投手の1軍先発は球団初で、初先発&初勝利の快挙を達成した。

 緊張感を漂わせながらも初回から思い切って腕を振った。この回、先頭の蝦名を二直に打ち取ると桑原も遊ゴロに抑えた。続く筒香も左飛に仕留め、立ち上がりを三者凡退に抑えて波に乗る。三回は1死一、二塁を背負ったが、桑原を右飛に打ち取って切り抜けた。

 ルーキーを打線も援護する。四回、1死一塁で大山が左中間を破る適時二塁打。打撃好調の5番は今季節目の60打点。7年連続の到達は金本知憲氏に並ぶ球団2位タイの記録となった。さらに続く1死三塁では熊谷が中前適時打。効果的に得点を重ねてリードを広げた。

 そんな中、早川が思わぬアクシデントに見舞われたのは四回だ。先頭・筒香にプロ初安打となる左前打を浴びた後、安藤投手コーチやトレーナーに連れられて早川はベンチへ下がった。右太もも裏をさする仕草もあったが、マウンドに戻ると後続を断ってリードを守った。五回は2死三塁から蝦名を空振り三振に抑え、2点リードの中でマウンドを降りた。

 「緊張も感じながら自分の思い描いたような投球はできませんでしたが、とにかく腕を振ってゾーンで勝負することを意識しました。四球も出してしまいましたが、野手のみなさんの守備に助けてもらって、粘りのピッチングはできたと思います」

 早川は北海道出身。大麻高を経て、小樽商大卒業後、北海道・北広島市役所に務めた元公務員。。育成ドラフトで入団した投手の先発は球団初で、初勝利の快挙を達成した。

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