阪神・熊谷 マルチ&好守「調子どうこうは考えてない」連夜のスタメンで存在感
「阪神1-2中日」(20日、京セラドーム大阪)
日に日に存在感が増している。阪神・熊谷が攻守で連夜の活躍。もうスタメンに名前があっても、不思議ではなくなった。「本当に来た球を打つことだけ考えてるんで。調子どうこうは考えてないですね」。堅実な守りに、巧みな打撃で猛虎打線に欠かせなくなった。
まずは2点ビハインドの三回無死。大野に2球で追い込まれたが、粘って粘って8球目の直球を左前へ運んだ。その後は中野の適時打で本塁に生還。チームはこの1点に終わったが、下位打線から上位へつなぐという役割を果たした。
さらに、四回2死一塁でも左前打。得点にはつながらなかったが、投手の伊原まで打順を回す流れを整えた。「1本目が出たんで、気楽に2打席目も入れた」。7月5日のDeNA戦以来、46日ぶりのマルチ安打。8月は7試合の先発出場のうち、6試合で安打を記録している。
八回1死一、二塁では二遊間のゴロを捕ると、自ら二塁ベースを踏んでから一塁へ素早い送球。守備でも無駄のない動きで併殺を完成させた。「打球も高かった。自分で行けるところだったんで」。判断力も光る。熊谷にスーパーサブという言葉は失礼だ。
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