阪神・大山 今季巨人15戦全安打 四回反撃適時打!サヨナラつないだマルティネス撃ち 1カ月ぶり猛打ショー

 「阪神3-2巨人」(3日、甲子園球場)

 阪神・大山が一振りで甲子園を興奮のるつぼに変えた。同点の九回無死一、二塁。外角直球を捉えて巨人・マルティネスの膝を強襲する安打を放った。開幕から31試合連続無失点だった宿敵の守護神を崖っぷちに追い詰める一打を放ち、豊田のサヨナラ犠飛を演出した。

 「(豊田)寛が決めてくれたのでそれでチームが勝ちましたし、チームが勝ったってことが一番良い」。試合後は後輩の活躍をたたえ、大粒の汗を拭った。

 伝統の一戦での躍動が止まらない。二回1死では追い込まれながらも、横川の低め直球に反応してチーム初安打となる痛烈な中前打をマーク。2点を追う四回1死一、三塁では内角カットボールに果敢にスイングをかけ、1点差に迫る左前適時打を放った。「まずは1点をどんな形でも取りたいと思っていた。しっかり打ち返せて良かった」と振り返った。

 今季の巨人戦は全15試合で安打を放っており、60打数23安打、打率・383。昨年9月1日から同戦は18試合連続安打となり、昨季の王者に容赦なく襲いかかっている。24年オフはFA権を行使。巨人からもラブコールが届いた中で残留を決断し、縦じまのユニホームを着続けることに決めた。永遠のライバルを相手に“Gキラー”としてチームをけん引し続けている。

 6月3日・日本ハム戦(エスコン)以来となる3安打猛打賞。ここまで本塁打はわずか4本にとどまるも、調子は上向きつつある。これで4試合連続安打となり、7月は3試合で12打数6安打、打率・500。ここから夏場を迎え、酷暑でチームの疲労もたまってくる時期だ。真夏の正念場で大山のバットに火が付けば2年ぶりの優勝も見えてくる。

 「また明日から頑張りたいと思います」と意気込んだ背番号3。快音を重ねた感触を手に、4日・DeNA戦(横浜)からの敵地6連戦に臨む。

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