「ウエスタン、くふうハヤテ２－１阪神」（２４日、ちゅ～るスタジアム清水）

　阪神はくふうハヤテに惜敗した。先発の伊藤稜は４回１／３を２失点。六回からの３番手には湯浅、七回からの４番手には門別が登板するなど豪華リレーとなったが、打線は六回１死三塁から相手投手の暴投で得点するのみだった。

　平田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－伊藤稜は４回１／３を２失点の投球。

　「全然ダメ。トップバッター全部出してるやろ。こんだけ先発任せてね。松原は粘ったよ。２点になって粘ったのは松原だよ。今日の１番いいピッチングしたのは」

　－伊藤稜はもっと高みを目指して欲しいという思いもある。

　「そういうぐらいのレベルで見てるんでね、もう全然、尻すぼみやん。入り方が全然ダメだよ。もっとレベル上げていかないと」

　－初失点のシーンは百崎の野選が記録された。

　「ああいうのは経験。セカンドにトスするのか。タッチしてゲッツーか。これは百崎の経験の浅さとかいうのが、ある程度そういう距離感とか、そういうのは経験を養わなきゃいけない」

　－湯浅が２軍合流後初登板した。

　「湯浅とか門別も中継ぎということでね、ストレートの手応えとか、そういうのをこの辺はちょっと、感じながらっていうか、どんなもんかなっていう、自分の（直球の）質を確認するというかな。ピッチングで」

　－全球直球を投げたのは直球の質を確認する意図があった。

　「そう。ストレートでどんな感じかなという、自分のストレートの今の位置というか、バッターの反応というか、そういうところをチェックっていうかね。そういう感じだと思うよ」

　－門別は中継ぎ調整となるか。

　「いやいや、それはもう今日はちょっと空いてたんで。中継ぎで１イニング投げたけど。そういう中継ぎでっていうことは一切なんとも。ただ、今日は１人イニング、中継ぎとして投げたっていう、ちょっと間空くからね」

　－門別は前回登板で八回無失点。今回の投球はどう映ったか。

　「どうだろう。今日は途中で投げたんで、ストレートの走りとか、そういう、あれはね、自分で２本ヒット打たれて、これも真っすぐばっかり投げてたわけでしょ。最後にフォークかなんかでセンターフライというところは、門別もちょっと、ストレートに対するバッターの反応とか、どうかなっていうところを。中継ぎはもう久しぶりだから。試したかったというところもあったんじゃない」

　－木浪はさすがの２安打を放った。

　「やはりね、木浪は木浪らしい、センター前といい、レフトにもね。今日練習見てても、いい感じで振ってたし。こうやってファームで結果を残しながら、自分の調子を上げながら、やっていけば、彼はもうそういう前向きだから。その点、やっぱり若い子の中で受けてね、チャンスでもよく振っていけないっていうのが、逆にやっぱ木浪なんて初球から１打席目から振っていくやん。そこの差っていうかな。そういうところはもうちょっと。バッターボックスでも、フォアボールの後の初球とかさ、ある程度ね、そういう積極性っちゅうか、アグレッシブっていうか、真面目なだけじゃ勝負にならんやん。そういうところは非常に物足りなさを若い選手に感じるよな」