【解説】阪神守備陣が呼んだ大勝「タッチプレーで攻撃に流れ」評論家の視点

 「阪神8-1ロッテ」(18日、甲子園球場)

 阪神が快勝で連敗を7で止めた。森下が先制打を含む2安打2打点。佐藤輝が八回に19号2ランを放つなど14安打8得点。先発・伊藤将は6回9安打1失点で今季初勝利を挙げた。デイリースポーツ評論家・岡義朗氏は、タッチプレーなどでピンチを防いだ阪神守備陣のプレーが大勝への流れを作ったと評価した。

 「先発・伊藤将の好投が光った中、守備で流れを手放さなかったことが大きいゲームだった。タッチプレーで、きっちりアウトとしたことが攻撃にも流れを呼んだといえる。阪神バッテリーをはじめとする内外野陣のプレーは大きな価値があった。改めて守備の大切さを実感した試合でもあった」

 1点リードの五回の守備。本塁への中継プレーで無失点に切り抜けた。

 「五回1死一塁で西川に左中間へ二塁打を打たれた。一走・藤岡が三塁を蹴って一気にホームを狙ったが、中堅・近本から遊撃・小幡、捕手・坂本への中継プレーでアウト。もし、ここで同点に追いつかれていたら、嫌な空気がタイガース側へ流れていてもおかしくなかっただろう。こういったプレーが2点を追加した五回の攻撃へつながったともいえる」

 守備面では捕手・坂本の二盗阻止も光った。

 「坂本は二回と三回で3度盗塁を阻止していた。いずれも先頭打者の出塁を許していたイニング。特に三回は二盗を狙った友杉を坂本が刺したほかに、先発・伊藤将のけん制で一塁ランナーの藤原を誘い出してアウトとしピンチを未然に防いだ。先に触れた中継プレーも含めて、こういったタッチプレーできっちりとアウトを取ることがチームに流れを呼ぶことにつながっていく」

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