【糸井嘉男氏の眼】ジャクソンから先制打の阪神・森下選手は両手にいい感触残ったはず
「阪神1-5DeNA」(29日、甲子園球場)
阪神の連勝は3で止まった。初回1死一塁から森下の右中間への適時二塁打で先制したが、その後はジャクソンの前に打線が沈黙した。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏はジャクソンから先制打を放った森下について「いい感触が両手に残ったと思います」と調子が上向くことを期待していた。
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負けはしましたが、バウアー投手、ケイ投手、ジャクソン投手の3人を相手に2勝できたのは大きかったと思います。ジャクソン投手は150キロ中盤の直球に加え、チェンジアップは“抜け”が素晴らしく、攻略は至難の業でした。
そんなジャクソン投手に対して、初回に森下選手が適時打を放ちました。19打席ぶりの安打でしたが、犠飛や押し出し四球で得点に絡んでいたので、調子が悪いという印象はありませんでした。先制打は153キロの直球をコンパクトに打ち返しました。いい感触が両手に残ったと思いますし、ここから調子が上がっていくことでしょう。
30日から広島と交流戦前最後の3連戦になります。勢いよく交流戦に入るためにも三つ勝てれば理想ですが、とにかく今の藤川阪神なら普段通りの野球に“没頭”すれば、いい結果が出ることは間違いありません。
交流戦になるとパ・リーグの球団はセ・リーグに対して目の色を変えて向かってきます。僕の日本ハム時代もそうでしたが、特に阪神が相手だとどの選手も「やってやる」という気持ちになるので、熱い闘いが期待できるはずです。
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