阪神・藤川球児監督 ホッ「いい一日」 投打かみ合い“らしい”試合「やっぱり近本が出て」

 連敗を止め、安どした表情を見せる藤川監督(撮影・北村雅宏)
 ナインを迎える藤川監督(撮影・田中太一)
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 「阪神4-0ヤクルト」(2日、甲子園球場)

 6日ぶりに勝利の六甲おろしが響いた。仕切り直しの一戦を快勝で飾り、連敗は4でストップ。投打がかみ合い、阪神・藤川球児監督(44)はえびす顔だ。

 「やっぱり近本が出てという意味では、タイガースらしい、ファンの方も非常に声援が盛り上がっていくようなゲーム展開でいい一日でした」

 理想的なゲーム運びで白星をつかんだ。五回まで両軍無得点も、六回の先頭・近本の安打で得点ムードが高まった。中野が犠打で送り、佐藤輝と大山が連続タイムリー。3-0の七回には森下にも適時打が飛び出し、貴重な追加点を奪った。

 「打線ですからね。機能するときはこういうふうに点になるし、それが今日出たということ」

 エース・村上も圧巻の完封で応え、「本当に素晴らしかった」と藤川監督は最敬礼。「5月も心強い」と、先発の大黒柱として信頼を強調した。

 名古屋では中日に同一カード3連敗。踏ん張りどころを迎え「来たな、という感じですね。やっていきますよ」と反攻を宣言していた。その言葉通り、本拠地・甲子園で大きな一勝を手にした。

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