藤川阪神 判定に泣いた 不可解判定に抗議実らず…引き分け挟み3連敗 巨人3連戦「前向きに」

 「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪)

 不可解判定の直後に決勝点を奪われた。監督就任初の抗議も実らず、ホーム開幕戦は1分け2敗となり、引き分けを挟んで3連敗。それでも藤川球児監督(44)の視線は揺らがない。「前向きに戦ってこなければと思いますね」。必ず流れを引き戻す宿敵巨人との3連戦にする。

 試合終盤に一度は流れを呼び込みながらも、藤川阪神のホーム初勝利は遠かった。ホーム開幕カードは1分け2敗。ファンのため息が充満したグラウンドからベンチ裏へ下がった指揮官は、悔しさを押し殺すように腕を組みながら、勝敗に大きく左右したゲラの“幻の三振”を「非常に大きなアウトなのは間違いない」と振り返った。

 佐藤輝の同点弾が飛び出した直後の九回、前日3失点のゲラをマウンドへ送り出す。1死一塁での佐野の打席、ファウルで粘られた後の9球目だ。カウント2-2から佐野のバットは空を切ったように見えたが、栄枝が捕球しきれず、ファウル判定。藤川監督がベンチを出て抗議すると、審判4人がマウンド付近に集まったが、判定が覆ることはなかった。

 「(球審はバットに当たって)バウンドしたと言って。空振りだと思うんですけどね。あれ以上、やりようがないこと。ゲラがね、マウンドにいる状態なので、あんまり引っ張り過ぎてもと思ったんですけど、すごく大事な一球でしたね」。結局、佐野は四球で走者をためたが、「まだ始まったばかりですから。そこからかわすというのは、正直まだ」とゲラ続投を選択。この決断が裏目となり、続く山本に勝ち越しの2点適時三塁打を浴びた。

 2試合連続で痛恨失点を喫したゲラだが、リリーフを知り尽くした将は「続けて投げていかなきゃいけない選手。少しうまくいってないところはあるかもしれないけれど、形作りの中の一つですから」とフォロー。登録抹消を明言することはなかった。ゲラ自身も「結果が出なかったので、そこは真摯(しんし)に受け止めて。シーズンは続くので、また新たな物を身につけたり、頭を切り替えてやりたい」と闘志を保った。

 借金1を抱えて、4日からは敵地で今季初の伝統の一戦。「明日から東京に行って。巨人とどういう展開になるかというのはありますけど、前向きに戦ってこなければなと思いますね」。藤川監督が示したライバル打倒への決意。関東の虎党の前で気合を入れ直す。

 ◆真鍋球審「キャッチャーが捕ってるんじゃないかっていう確認。捕ってないという答え。それだけ」

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