阪神・湯浅“新たな引き出し”縦スラ駆使 聖地で大歓声に応える快投2K「違う抑え方もできる」

 「ウエスタン、阪神0-0くふうハヤテ」(3日、甲子園球場)

 今季初の甲子園での一戦。延長十回に阪神・湯浅京己投手の名前がコールされると、詰めかけた8121人から大歓声が起こった。

 先頭・西川には初球に直球を投げ、3球連続の縦スライダーで空振り三振に。「真っすぐの感覚が良くないからこそ、違う抑え方もできる」と、あまり見せずにいた球種で“新たな引き出し”を作った。続く深谷は直球で遊飛、仲村も直球で見逃し三振に仕留め「最低でも最後の真っすぐぐらいが常に投げられないと」。久々聖地での声援は「すごい力になりますし、やっぱり1軍で応えたい」と力を込めた。

 4月19日のくふうハヤテ戦で4失点。その後も苦しんだが、前回30日に4試合ぶり無失点と徐々に光が見えている。和田2軍監督は「甲子園のマウンドに立って何か思い出してくれたら。初球の真っすぐは力があったしスライダーのキレも。もう少しというところ」とうなずいた。

 「ちょっとずつは良くなってるけど、感覚としてはまだまだ。精度をもっと上げられるように」。1軍での活躍へ、パワーアップして帰ってくる。

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