阪神が今季初の4連勝で待望の貯金生活 首位・中日圧倒で岡田監督「今年初めて、こんなゲーム」2得点以下の呪縛解き、完封勝ち!

 「阪神7-0中日」(19日、甲子園球場)

 阪神が首位・中日に完封勝利。引き分けを挟んで4連勝を飾り、今季初の貯金1とした。

 序盤から流れをつかんだ。二回に、大山と佐藤輝の連打、ノイジーの四球で無死満塁の絶好機をつくると、1死から木浪が先制の右前適時打を放ち1点を先制。さらに続く青柳が自らを援護する右犠飛を放ち、2点を先取した。

 この試合まで球団ワーストタイの10試合連続2得点以下だった阪神だが、森下が“呪縛”を解いた。三回1死から、リーグ1位を維持する4号の左越えソロをマーク。貴重な追加点を奪って打線を活気づけた。

 四回にも近本の適時打で1点を追加し、勢いは止まらない。五回1死では、大山が今季75打席目にして待望の1号ソロをバックスクリーンへ。自己ワーストを更新していたノーアーチ記録に終止符を打った。八回には中野の2点二塁打でダメ押しし、2試合連続の2桁安打と打線の状態が上向きつつある。

 先発の青柳は二回に1死二、三塁のピンチをしのぐと、直後の攻撃では自らのバットで犠飛を放って貴重な追加点をたたき出した。以降は打線の援護をバックに6回無失点、7奪三振と好投。今季4試合目の登板でようやく1勝目をつかんだ。

 お立ち台に立った右腕は「やっと勝てました」と安どの表情。「僕自身、初の甲子園だったので絶対に勝ちたいと思ってマウンドに上がった。先週は勝つことができなくて2失点しましたし、ゼロでかえることだけを考えて」と語り、「野手がいいプレーをしてくれて6回を投げきることができました」とチームメートに感謝した。

 チームは今季初の4連勝で待望の貯金生活に突入。首位・中日とは1・5ゲーム差へと迫った。岡田監督は「もう今年初めてですね、こんなゲーム」とニンマリ。開幕からなかなか状態が上がってこなかった昨季王者が、苦しい期間を乗り越え本来の姿を取り戻しつつある。

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