甲子園PVチケット15分で“満席” 直後から数万円で“非常識”転売 担当者「来年以降の課題」
日本シリーズで38年ぶりの日本一に王手をかけた阪神は、4日に京セラドーム大阪で行われるオリックスとの第6戦に合わせて、甲子園球場でパブリックビューイング(PV)を開催する。3日午前10時からチケット販売サイトで無料入場券(全席指定)の申し込みが開始されたが、アクセスが集中してつながりにくい状態となり、約15分で予定枚数が終了となった。
直後からチケット売買サイトにPV入場券が出品され始め、無料のチケットに対して1枚数万円の高値が付けられた。非常識な“転売”行為にSNS上では「人の心あるんか!」などと怒りの声が上がった。同サイトには「急きょ予定が入った」と理由が付記されていたが、「(チケット入手から)10分後に予定が入る?」といった疑問が噴出していた。
球団の公式サイトには「チケットの営利目的での転売は禁止です」と明記されている。球団担当者は「今回のPVだけでなく公式戦でも(転売が)あったので、来年以降の課題と考えています」と頭を悩ませた。
59年ぶりの関西シリーズでは、2日の第5戦で阪神が逆転勝利を収め、3勝2敗で日本一にあと1勝と迫った。球団は同日、急きょ甲子園球場で無料PVの開催を発表。内野スタンドを開放し、バックスクリーンのメインビジョンで試合映像を放映する。担当者は「ファンの皆さんと喜びを分かち合いたいと思い、開催することになりました」と説明したが、その思いを踏みにじる一部の心ない行為が残念でならない。
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