阪神・村上を恩師の東洋大・杉本前監督が祝福「一番受けてみたい」「捕手の醍醐味を味わわせてくれる」

 「阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(8日、甲子園球場)

 今季10勝目を挙げた阪神・村上頌樹投手(25)に、東洋大の前監督で恩師の杉本泰彦氏(64)=徳島・海部高監督=が祝福のメッセージを届けた。大学時代から抜群だった制球力を改めて絶賛。“高速化”する球界の中での奮闘を願った。

  ◇  ◇

 もう本当に素晴らしいです。野手のみなさんに感謝ですね。村上が投げる試合は先制することが多い印象ですが、コントロールが良いから、野手の方もリズムに乗っていきやすいのかもしれません。

 1、2年目は結果が出ずに、本当にプロに行かして良かったのかなと心配していました。体が小さいし、エンジンも大きくはないので、プロの世界だと厳しいのかなと。阪神に入る時も、大学4年に右前腕を肉離れしたこともあって、評価が上がらなくて。社会人に行ってからでも…と僕は思っていたんですけど、(ドラフト当時の)矢野監督に拾っていただいて、本人もプロに行きたいという思いが強かったので。

 大学時代は真面目な印象ですね、僕の前では(笑)。照れ屋で人見知りだけど、向こうっ気がある。芯のところは強いと思います。

 常に言っていたのは、僕は捕手出身なんですが、一番受けてみたいのは村上だと。アイツの2学年上には上茶谷(DeNA)、梅津(中日)、甲斐野(ソフトバンク)、藤井(楽天)と球速が150キロ超えるやつらがいたんですけど、村上はやっぱりコントロールが抜群。捕手としては配球で勝負できる、捕手の醍醐味(だいごみ)を味わわせてくれるような投手だと思っていました。試合を作ってもらうには最高の投手。ちゃんと計算してコースに投げ切ってますからね。そこはもうレベルが違いました。

 2年生の時は自分のピッチングを見失った時期がありました。4年生にでっかくて球の速いやつらがいたので、「力勝負するなよ」とは言ってましたけど、強いボールを求めすぎたんだと思います。でも、自分はそういうタイプじゃない、それでは勝てないと気付いたんじゃないですかね。自分を客観視して気付けるところがクレバーですよね。今は最速何キロとか数字が躍る時代なので、その中でコントロールで勝負できる投手として頑張ってほしいです。

 もうここまで来たので、最後まで油断しないように。ケガなんかしたら大変なので、十分に注意して頑張ってほしいですね。

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