「東京ヤクルトスワローズ５－６阪神タイガース」（２日、神宮球場）

　阪神が優勝マジック再消滅の危機を乗り切った。デーゲームで広島が中日に勝ったことで、阪神がヤクルトに負けた場合、１日に再点灯したばかりのマジック１８が消滅するところだったのだ。

　初回に青柳が村上に先制２ランを被弾。嫌な空気が漂ったが、三回に近本の右前適時打で１点を返すと、３番に抜てきされた小野寺が右翼線への２点適時三塁打を放ち逆転。さらに佐藤輝が右越えに１６号３ランを放ち、一挙６得点のビッグイニングとし、最後は１点差まで詰め寄られたものの、守護神・岩崎が締めて、優勝マジックを１７とした。

　岡田監督は小野寺を３番に抜てきした意図について「え？打つからや。三塁打打つからや」としたり顔で語り、「あの１本で十分やな、はっきり言うて」と評価した。

　一挙６得点のビッグイニングについては「最後がホームランやからな、そら、一番効果的やろなな」と振り返った。

　日本代表がパリ五輪出場を決めたバスケＷ杯のテレビ中継と並行して応援し続けた阪神ファンはネット上で「暖さんもっと見たい」「チケット探してます」「阪神もホーバスさんもおめでと」「アレ確定！」「やっぱ輝が打てば盛り上がる」「佐藤輝も３ポイントシュート」といったコメントが躍っていた。