阪神 逆転2ランの大山「ヨコが運んでくれた」岩貞「もっと一緒に野球がしたかった」声詰まらせる 横田さん追悼試合
「阪神タイガース4-2読売ジャイアンツ」(25日、甲子園球場)
阪神は大山悠輔内宇野手の逆転11号2ランを含む3打点の活躍で巨人に逆転勝ち。この日は28歳で急逝した横田慎太郎さんの追悼試合。お立ち台に上がった背番号3は「スタンドまでヨコ(横田さん)が運んでくれたんじゃないかなと思います」と真っすぐ前を見つめた。
1点を追う六回、巨人先発・菅野に追い込まれながらも低めのフォークをすくい上げ、左翼ポール際に逆転の11号2ランをたたき込んだ。ベンチ前ではヘルメットを天に掲げ、横田さんに捧げるようなポーズも。
「ありがとうという気持ちを持ってそういう行動を。寮で一緒に生活したり、『大山さん、大山さん』と呼んできてくれた。野球ができるのは当たり前じゃないんだなと。そういう意味ではしっかり頑張らないといけない」と力を込める。
五回の守備では一、二塁間を抜けそうな痛烈な打球を逆シングルで好捕し、二塁送球で一塁走者をアウトにすると、転送された一塁で打者走者がアウトとなり併殺を完成させた。1点リードの七回は左前にダメ押し適時打を放った。
さらに七回を無失点に抑えた同期入団の岩貞は「もっと一緒に野球がしたかった」と声を詰まらせる場面もあった。岩崎も「勝てて良かった」と思いを込めた。
これでチームは連勝となり、広島が快進撃を続ける中でも首位の座をがっちりキープした。甲子園では2004年以来の巨人戦5連勝。岡田監督も「特別なゲームだった。勝利を届けられてよかった」と目を細めた。
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