阪神 救援陣6人で鉄壁リレー7イニング無失点 岡田監督「明日試合ないからつぎ込めた」

 9回、長野の打球に素早く反応する岩貞(撮影・立川洋一郎)
 力投する島本
 12回、代打・中田を空振り三振に仕留めてガッツポーズを見せる岩崎
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 「巨人2-2阪神」(2日、東京ドーム)

 なんとしても負けるわけにはいかない。先発・才木の後を受けた、6人の阪神救援陣が7イニングを無失点リレーでつないだ。まさに執念の継投劇。延長十二回を戦い抜いた、価値あるドローだった。

 六回から登板した島本が流れを作った。丸、秋広を連続で二ゴロに打ち取った後、岡本和には左前打を許したが、大城卓に127キロスライダーを投じ、1球で中飛に片付けた。

 回またぎとなった七回も安定感は変わらない。梶谷、吉川、門脇を計10球で三者凡退に仕留めて任務完了。「絶対にゼロで抑えてつないでいこうと思って投げました」と必死に腕を振った結果が、好投につながった。

 八回は石井、九回は巨人戦3連投となった岩貞がスコアボードに「0」を重ねて延長戦に突入。延長十回に登板したK・ケラーもしっかりと3人で3アウトを奪い、バトンをつないでいった。

 そして、延長十一回から登板した馬場も圧巻だった。150キロ超の直球にカーブ、スプリットなどのコンビネーションがさえ渡り、3人でピシャリ。「2軍で緩急を使った投球を意識していた。(1軍で躍動した)2年前と投球を変えて今年は挑んでいる。それが出せたことが大きい」と自信を深めていた。

 延長十二回、マウンドには守護神・岩崎。先頭の岡本和に四球、大城卓に投犠打を決められ、さらに長野にも四球と1死一、二塁のサヨナラのピンチを招いたが、代打のウォーカー、中田翔を連続で空振り三振に仕留め、ゲームセット。ガッツポーズを披露した左腕は「良かったです」。安ど感がにじんだ。

 岡田監督も「明日、試合がないから(中継ぎを)つぎ込めた。(馬場やK・ケラーは)これからはどんどん使っていかなあかんと思うよ」と示唆。救援陣一丸となり、残り試合も踏ん張っていく。

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