阪神・佐藤輝 貴重タイムリー5戦連続H チーム3冠の働き!交流戦も期待しテル!
「阪神4-0巨人」(22日、甲子園球場)
強烈なゴロが一塁・中田を襲う。ミットをはじき、大きく弾んだボールを二塁・吉川がカバーして送球。阪神・佐藤輝は全力疾走で一塁を駆け抜け、間一髪で追加点を生み出した。
二回に3点を先制し、なおも2死一、三塁。「打線がつながって、いい流れで回ってきたので積極的にいこうと」。KOされた巨人先発・高橋の後を受けた、代わりっぱなの戸田が投じた2球目。ファーストストライクを強引に引っ張り、5試合連続安打となる適時内野安打とした。
本塁打はあったものの、適時打での打点は14日のDeNA戦(横浜)以来、7試合ぶり。「しっかりと自分のスイングができたし、追加点を取ることができて良かった」と満足そうに振り返る。
守備でも魅せた。五回、先頭の中田が“お返し”とばかりに放った、三遊間への火の出るようなライナーに素早く反応。倒れ込むようにしてグラブに収めた。
交流戦前の47試合を終えて打率・288で、本塁打はリーグ3位タイの10本。24打点は大山と並びチームトップだ。チーム3冠の働きでチームをけん引してきた。
楽天・田中将からの本塁打に、ロッテ・佐々木朗からの適時打。そして西武戦の驚がくの3本塁打…。昨年の交流戦では印象的な活躍を見せた。今年は堂々の『4番』として、パの強敵に立ち向かっていく。