阪神・近本が先制2点打 球団5位57回目マルチ 佐藤輝は10打席ぶり安打で好機演出

2回、右前へ安打を放った佐藤輝はポーズを決める(撮影・田中太一)
2回、近本の先制打で生還し、ロハス(奥)とベンチへ向かう佐藤輝(撮影・西岡正)
2回、先制にわく佐藤輝、ロハスら阪神ナイン
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 「巨人-阪神」(12日、東京ドーム)

 阪神が2点を先制した。0-0で迎えた二回2死満塁から近本が2打席連続安打となる右前2点適時打を放った。

 下位打線でつないで、2点をもぎ取った。1死からロハスが左前打で出塁。続く「7番・三塁」で先発出場した佐藤輝は詰まりながら右前に運んだ。5日・DeNA戦(横浜)の第1打席以来、10打席ぶり、9月23日の1軍再昇格後は2安打目。さらに2死後、青柳も右前打を放ち、満塁としていた。

 近本は「2死から青柳さんがつないでくれましたし、青柳さんのためにも先制点が欲しかったので、打つことができてよかったです」とコメントした。

 10日のヤクルト戦(神宮)は17残塁の拙攻で逆転負け。この日も、初回2死二塁の好機でマルテが中飛に倒れていたが、二回の好機はものにした。

 近本のマルチ安打は今季57回目。2010年・マートンの67回、1950年・藤村富美男&86年バースの59回、03年・赤星憲広の58回に次いで、球団歴代単独5位となった。

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