阪神、守乱投壊13失点大敗 339日ぶり登板の高橋、悔しい4回6失点

1回、ヤクルト打線につかまりぼう然とする高橋(撮影・飯室逸平)
6回、藤浪は3つの四球を与え降板する(撮影・山口登)
1回、大山の送球が逸れ、山田の出塁を許す(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-13ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 阪神は投手陣が踏ん張れず、ヤクルトに完敗した。

 339日ぶりに甲子園の先発マウンドに上がった先発・高橋が4回9安打6失点(自責5)で早々に降板。味方のミスもある中で踏ん張りきれず、悔しい今季初先発初登板となった。

 序盤の大量失点が響いた。初回、2本の安打に味方の失策が絡んで無死満塁とすると、4番・村上に左前へ2点適時打を許して先制点を献上。さらに1死一、二塁から中村の左前打を左翼・サンズがファンブルし、二走・山田の生還を許した。この回の大山とサンズの失策でリーグワーストの72失策が記録された。

 なおも1死一、二塁。サンタナの中堅前方に上がった飛球を近本が前進したが、打球はグラブの下をすり抜けて後逸(記録は二塁打)。2者が生還し、立ち上がりからいきなり5点を失った。

 2番手・藤浪も乱れた。五回は三者凡退に抑える快投を見せたが、3点ビハインドの六回に突如、制球力を欠いて3つの四球で1死満塁として降板。3番手・岩貞は、村上を遊直に仕留めたものの、続くオスナに右前へ2点適時打を浴び、5点差となった。

 さらに、2イニング目となった七回には、1死から2本の安打と四球で満塁のピンチを招くと、青木に押し出しの死球。その後も踏ん張れず、この回一挙5失点。終盤に10点差と大きくリードを広げられた。

 首位固めへ連勝を飾りたかった一戦で敗れ、阪神、巨人、ヤクルトの首位争いは大混戦。10日からは広島戦(マツダ)に臨む。

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