阪神・マルテ2年ぶり10号 大敗も光!特大弾で10戦ぶり「ラパンパラ」

 「阪神2-10ソフトバンク」(5日、甲子園球場)

 阪神のジェフリー・マルテ内野手(29)が、三回に先制の10号2ランを左中間席に叩き込んだ。2桁本塁打到達は来日1年目の2019年以来、2年ぶり。交流戦では極度の不振にあえいでいたが、10試合ぶりの快音を復調のきっかけにしていく。

 大敗の中にも今後につながる光が見えた。マルテが先制の10号2ランを放ち、来日1年目の2019年以来、2年ぶりの2桁本塁打に到達。本調子を欠いていた助っ人が、復調の兆しを見せた。

 「いい時も悪い時もあるので、ポジティブに諦めずにやることが大事だと思っている」。結果が出なくても、自らを信じて前を向いてきた。久しぶりに味わう充実した打撃内容。ようやく暗いトンネルの出口が見えた。

 豪弾が飛び出したのは、三回だ。「相手もいい投手だし、伊藤(将)も頑張って投げてくれているから、とにかく打ちたいと思っていたよ」。1死一塁から追い込まれながらもマルティネスの152キロ高め直球を完璧に捉えた。高々と舞い上がった打球は左中間スタンドへ到達。飛距離134メートルの特大先制アーチだ。

 5月25日のロッテ戦以来、10試合ぶりとなる一発。ダイヤモンドを悠々と一周すると、ベンチではナイン、スタンドのファンと一緒に「ラパンパラ」ポーズをさく裂させた。

 五回2死走者なしの場面でも快音を響かせた。右腕の変化球をコンパクトなスイングで中前にはじき返し、2試合連続のマルチ安打。得点にはつながらなかったが、納得の一打となった。

 ここまで交流戦11試合で打率・195と低迷。開幕から鋭い選球眼で四球を選ぶ打席も多かったが、交流戦期間は13三振のうち、見逃し三振が7個と精彩を欠いていた。試合前練習のフリー打撃では、広角に打ち分けるなどして調整。復調のきっかけを探っていた。

 今季は3番に座り、打線のつなぎ役として重要な役割を担っている。「チームのためとか、自分のためにもいい状態を続けていければいい」とマルテ。手に残った好感触をきっかけに、猛虎打線を活性化させる。

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